転職(内定受諾)前に奥さんの親に説明しておいて良かった話

まずは読んでおきたい

この記事では、内定受諾前に転職することを親、特に奥さん側のご両親に報告して良かったという、自身の体験談をまとめました。

転職をする前に親に報告をするか
人によって意見が分かれます。

これは僕の経験談ですが、結婚しているなら絶対に親、特に奥さん側のご両親に報告をすべきです。

僕はなんの気無しに、

銀次郎
とりあえず報告しておこか〜

と思って、奥さんのご両親に報告したのですが、しておいて良かったと思っています。

なぜか。

時代的に女性もバリバリ働く時代になって来ました。
が、なんだかんだ言っても、家庭の収入の多くは旦那さんが稼いでいることが多いですよね。

ということは、それに少なからず頼っている奥さんの親は、

一家の稼ぎ頭の仕事が変わって、家計は大丈夫か?

と考えるのは当然です。

これは単に、

前職より収入が増えていたら大丈夫

というものではないです。

ではどういう点を心配してくれているか、つまりどの点に絞ってご両親に説明すれば良いか。
僕の経験に基づいてまとめたのがこの記事です。

うちは奥さんの方が収入多いから、関係ないかー

と思われる方もいるかもしれませんが、もし子どもをお考えなら要注意です。

産休・育休中の主たる稼ぎ頭は旦那さんになりますよね。
そう言った意味で無関係ではありません。

心配してくれるのはありがたいことです。
転職が決まると浮き足立ちますが、そんな時こそ周りの人に応援してもらえるようにして、地を固めましょう。

【結論】家計の主たる収入は旦那が稼ぐので奥さん側の両親は不安

冒頭にも書きましたが、収入が増えるか減るかというだけの話ではありません。

もちろん収入が増えるに越したことはありません。
ですがそれ以上に、仕事が変わるという大きな変化に巻き込まれて、生活面など仕事以外のことにも影響が出ないかが重要です。

銀次郎
いい変化ならもちろんいいんですけどね。

例えば、

転職して収入も上がって、
帰ってくる時間も早くなって、
家族との時間が増えた

とかなら、転職が生活面にも良い影響を及ぼしていますよね。
こう言った変化ならOKです。

もしくは、

転職して収入が上がったけれど、
前職のスキルが活かせなくてやりがいを無くし、
会社に行きたくなくなった

これだと収入の面で転職は成功でしたが、メンタル面では失敗と言えます。

家庭の主たる収入を稼ぐ旦那さんが、転職してもキチンと働けているかを心配してくれています。

もちろん最低限、自分自身が、

この転職はいい転職だ

と思っていることが前提ですが、どんなことを説明すれば奥さんのご両親の不安を和らげることができるか。

自分の経験談をもとに、以下で2つの内容にまとめました。

【不安に思われる理由1】現職を辞める理由が何なのか

僕の場合、転職が短絡的ではないことを重点的に説明しました。

・上司が嫌で〜
・働きがいがなくて〜
・長時間労働が嫌で〜

などなど、会社を辞めたくなる不満は色々あります。

これらを理由に辞めるのは真っ当だと思いますが、大事なことは、
まずは現職でその不満を解決するために、どれくらい動いたか
が大事です。

仮に上司が嫌で転職したら、

転職先での上司が嫌だったらまた転職するんじゃないか。。。?

と思われかねません。

僕の場合、

銀次郎
自分が担当している市場はこの先伸びないから、自分も成長しないだろうな。

と今のままのキャリアでは成長しないと感じたからです。

・自分の担当の市場がこれから伸びないと思う理由
・社内で担当市場の変更を2年間訴えたが、聞いてもらえなかった

これらを自分の言葉で説明し、(おそらく)納得してもらえたように思います。

【不安に思われる理由2】現職で詰んだキャリアが転職によって無くなる

ここでいうキャリアは、スキルというよりは社内の立ち位置です。

実際にご両親から、

転職するとキャリアが無くなるから、勿体なくないか?

と聞かれました。

個人的にこの質問に関しては、最初ピンときませんでした。

というのも僕の場合、特に出世もせず、出世街道に乗っていなかったので、
積み上がったものが自分にはない
と当初思っていたからです。

また、これを聞かれた理由を考えてみましたが、「時代背景の違い」が考えられます。

今の20〜30代の親世代は、「終身雇用・年功序列」という文化が今よりも濃い時代だったと聞きます。

つまり、ひとつの会社で長く働けば働くほどキャリアが積まれ、出世していく時代でした。

終身雇用・年功序列が前提だと、仕事の実績の他に勤続年数も大いに評価されます。

僕は出世コースに乗れなかったのでキャリアを積めていないと思っていましたが、ご両親は勤続年数という点にフォーカスを当てられていたのだと思います。

つまり転職することで、新卒からの勤続年数がリセットされることにリスクを感じられていたのだと思います。

これらは時代背景によるので、どちらも正しいです。

ただ、考え方が違うからといって、説明放棄するのではなく、時代背景が違うことで取るべき行動が違うことをキチンと伝えておきましょう。

銀次郎
昔ほど終身雇用・年功序列が約束されていないことを重点的に!

【おまけ】親世代(5〜60代)から転職率はあまり変わっていない

転職者は年々増えている
そう思っていましたが、そうでもないようです。

参考: 独立行政法人 労働政策研究・研修機構 11.1 転職率 図11-2 就業携帯別転職率

30年前、つまり自分たちの親世代が20代〜30代の時の転職率はおよそ4%でした。
そして近年は約5%です。

30年間で1%の上昇は、自分のイメージとしては低いです。

銀次郎
年間平均0.03%しか増えていないですし。

ですのでよく聞く、
昔は今ほど転職はメジャーではなかった
というイメージは意外と間違っているということになります。

こんなイメージを勝手に持っていたのは僕だけですかね笑

転職について自分の親世代に説明するときに、つい言いたくなります。気をつけなければ。

【まとめ】奥さんの親は心配してくれていたので説明して良かった

何より心配してくれています。その思いに応えましょう。

収入が上がるから大丈夫
というわけではなく、
転職しても今までと同じようにうまくやっていけるのか。
肝はここです。

入社してみないと分からないのはもちろんそうですが、転職するまでに、

どう考え
どう行動したのか

これをキッチリ伝えるだけでも、ご両親の不安を和らげることができると思います。

それでは今日はこのへんで。

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