【出世コースから外れた30代へ】転職は逃げじゃない、引っ越しだ
この記事では、
転職は決して逃げではなくて、住むところを変える引っ越しと同じである
ことを経験談に基づいてお伝えします。
転職のイメージに「逃げ」という要素を少しでも感じる人は、
②労働環境にツラさを感じているが、同僚はそうでもなさそう
このどちらかだと思います。
僕は①でした。
思いっきり、
「転職=逃げ」
のイメージでした。
新卒で入って、一握りの人間しか歩めないと分かっていても、出世コースから外れると、自信を無くしますよね。
さらに、他の同期よりも給料が上がるのが遅くなると尚更ですよね。
自信がない負の感情がきっかけで転職を考えると、以下のような負のループに陥りがちです。
↓
そんなんだから他社に転職してもどうせ通用しない
↓
現職にとどまる
↓
社内の立ち位置不安になる
↓
転職を考える
↓
でも出世コースから外れた自分はできないやつ
↓
・・・(以下ループ)
僕も転職しましたが、するまではこの負のループとずっと戦っていたように思います。
そして、この負のループを抜け出すための絶対的な方法はありません。
ですが、僕は転職をしたので、一旦はこの負のループを抜けたことになります。
「転職=逃げ」
と思っていた僕が、転職前後で感じたことが負のループを抜けるヒントになればと思っています。
僕は転職をして今のところ良かったと思っています。
ですが、この記事を読んでくれているあなたにとって、転職が良い結果になるかは分かりません。
しかし、
「転職」
という、人生を改善できるかもしれない手段とは1度は向き合うべきです。
決して逃げではありません。引っ越しと同じです。
その結果転職をしなくても、転職をするべきかどうか、向き合ったことは必ず今後の人生のプラスになります。
この記事が、向き合うきっかけになることを願っています。
もくじ
1.【結論】「転職=住む国を変える」くらいの変化
僕にとってはそれくらいの衝撃でした。
転職したおかげで、
出世コースから外れることは、世の中の会社の数だけある、たった1つの価値観から漏れただけ
だということに気づくことができました。
と思われるかもしれませんが、勤務経験が1社だけだとそう思えないものです。
サラリーマンは1日の大半を会社で過ごします。
なので多かれ少なかれ、会社に染まります。
後述しますが、僕は新入社員の時から、
とイキり倒していましたが、転職して自分が染まっていたことに気づきました。
なぜ気づいたかは後述します。
人生の価値観=会社の価値観
程度は人によりますが、こうなります。
ということは、会社が変われば人生の価値観が変わります。
住む国が変わるくらいの衝撃と書いたのはこのためです。
会社の文化が違うことは、住む世界が違うと言っても過言ではないです。
2. 何を重視されるか国(会社)によって全く違う
日本で生きていく上では「和」を重視されますが、アメリカでは「個」が重視されます。
ザックリそんなイメージですよね。
会社も同様です。
・いかに多くのアイデアを出せるかという発想力
などなど、評価の物差しは会社によって千差万別です。
冷静に考えれば分かりそうなものですが、意外と見えなくなるものです。
というのも、1日のほとんどを過ごす会社の価値観にどっぷり浸かるので、この点は致し方ないです。
なので、
勤めている会社の価値観=世間の価値観
このようについ思ってしまいますよね。
もしあなたが会社でうまく成果をあげられなかった場合、もちろんご自身の能力不足を疑わないといけません。
・何がいけなかったのか
・何が足りなかったのか
ですがそれと同じくらい、
・会社の価値観
・会社が重視していること
に自分が向いていないのではないか。
このことを疑わないといけません。
真面目なあなたはそう思うハズです。
なぜ少しは会社のせいにしていいのか、理由は次に書きます。
3. 評価するのは人なので公平では無い
これは前職の同僚に転職することを打ち明け、飲み行った際に言われた嬉しい一言でした。
人が100%公平であることはありえません。
むしろ偏ってナンボなところもあります。
なので当然、自分の努力が報われないことなんてザラにあります。
社員の努力が正当に評価されないのは、会社の悪い点です。
しかし人を評価するのも人なので、致し方ないです。
僕自身も前々からこう思っていました。
ですが、評価されていない自分が言うと、負け惜しみというか、自己擁護をしているようにしか思えませんよね。
4. 転職=逃げと思ってしまう理由
僕の経験談をもとに書くと以下の通りです。
↓
会社が違えば評価も違うかも
↓
よって転職を考える
↓
でも会社=社会だから社会での評価も低いのではないか
↓
転職した先でもダメなんじゃないか
↓
転職は単なる逃げじゃないのか
以下で詳しく書いていきます。
4-1. みんな思っているより会社に染まっている
先ほども書きましたが、1日の大半を会社で過ごします。
なのでどれだけ逆らっていても、多少なりとも会社に染まってしまいます。
新入社員の時から、会社に染まらないとイキっていた僕は、転職した後で染まっていたことに気づきました。
なぜ気づいたか。
・自分も自然と前職の社内用語で話していた
この2点です。
社内用語と言っても、「他人が見たら全く意味の分からない単語」ではありません。
「誰もが知っている一般的な単語が指す意味」のことです。
例えば、
メール便
という言葉です。
前職では、
現物を郵送する手段
を指していました。
しかし現職では、
電子メールにデータを添付して送付する
ことを指します。
と頼まれたら、やることが全く違うことに・・・
どちらも間違いではありません。
会社ごとで、どのような意味で使われているかが異なるだけです。
この戸惑いで、
と気づいたわけです。
たまたま、無意識のうちに前職に染まっていたことを気づきました。
これは氷山の一角で、気づけていない「無意識な染まり」は他にもたくさんあるのだと思います。
4-2. よって「会社での評価が低い」=「社会での評価も低い」となる
染まるのが言葉だけならいいのですが、基本的には思考・考え方も多少は染まると思います。
良いか悪いかはさておき、その会社で出世する、もしくは上手くやっていく上で重要です。
先ほども少し書きましたが、1日の大半を会社で過ごすので、
勤めている会社の価値観=世間の価値観
と思ってしまいがちです。
この理屈をネガティブに捉えると、
会社で価値ある人間だと思われていない=社会で価値ある人間ではない
となります。
ネガティブに捉えすぎ!
と思われるかもしれません。
僕自身も、
と考えていました。
ですが新卒で入社した会社にずっと居ると、他の会社がどんなものか分かりません。
なので、たった1社での自分へのイマイチな評価で、
と、社会での自分の絶対的な評価だと勘違いしてしまいます。
会社に染まらないとイキっていた僕も、
こんなモヤモヤを秘めて転職活動をしていました。
そしてついに、
とすら考えてしまうわけです。
5.【最後に】住環境が合わず引っ越すことは逃げではない
繰り返しになりますが、僕が転職してみて1番思ったのは、
転職=住む国を変える
です。
住む国を変えることは、言わばものすごい引っ越しです。
今住んでいるところで、
・道路の音がうるさい
・部屋が思っていたより使いにくい
このような不満があれば、絶対引っ越しますよね。
絶対こんな風に考えませんよね。
ならば転職についても、こんな風に考えることはとてつもない機会損失です!
それでは今日はこのへんで。
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