【マイホームは3種換気に決めた人へ】吸気が何より大事

第3種換気でマイホームを建てる際、経験上注意しておいたほうがいいことをまとめました。

銀次郎
ちなみに我が家も第3種換気です。

マイホームを建てる前に、換気製品に携わっているメーカーの友人に事前にいろいろ聞きました。

聞いておいて本当に良かったと思ったので、この記事にその内容をまとめています。

換気にこだわる人はまず、第1種・第3種どちらにするか迷いますよね。

銀次郎
特にこだわりがない人は、第3種になると思います。

第1種、第3種換気の違いが分からない方はコチラ↓

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僕はこだわりが多少あったのですが、費用の関係上、第3種換気にしました。

銀次郎
ダクトや換気扇や部屋のC値のグレードを上げるとお値段が・・・

色んな背景はあると思いますが、多くの人は第3種換気だと思います。

にも関わらず、第3種換気って言葉も聞き慣れませんよね。

しかも第3種換気にする上で、気をつけたら良いことも分かりません。
その気をつけるべきことをまとめたのがこの記事です。

銀次郎
普通は換気扇と吸気口だけつけて、ノータッチです。

第1種・第3種換気システムの目的はどちらも、部屋を換気することです。

そして、換気は換気扇だけでは換気はできません。
必ず吸気口が必要です。

ちなみに、第1種換気は計画換気とも呼ばれ、吸気も排気も換気扇が担います。
なので今日書くような、第3種換気のような吸気の心配はなさそうです。

第3種換気では吸気を重要視するだけで、部屋の換気効率はグッと変わります。

逆に吸気口が適当だと、換気扇にいくらこだわったとしても無意味です。

例えば高性能な換気扇があるキッチンでも、吸気の設計を間違えると、熱ごもりが発生します。

銀次郎
熱がこもった夏のキッチンは最悪です。

・そんなん建ててみないと分からんやろ
・色々決めなあかんのに換気までこだわってられない

という声が聞こえてきそうですが、あともうひと手間です。

このひと手間が、部屋の快適性を左右する重要なことです。

この記事を読んであともうひと手間、吸気にまで意識を向けましょう。

銀次郎
排気だけではなく、吸気にも注目を!

1.【結論】吸気とその位置が大事

結論

・換気には排気と吸気どちらも必須
・第3種換気の排気(換気扇)は制約が多い
・吸気の制約は少ないが、適当にしてはいけない

冒頭でも書きましたが、換気扇の排気よりも吸気をどうするかの方が大事です。

というのも、取り付ける換気扇の仕様や位置はある程度特定されます。

一方で、吸気は基本的には吸気口から空気を吸います。
そして吸気口の位置はそこそこ自由に決めることができます。

にも関わらず、排気に比べて吸気口はあまりに話題になりませんよね。

2. 排気は消去法で決めざるを得ない

冒頭で少し書きましたが、換気扇の位置はある程度制約されます。

ほとんどの場合、以下の通りです。

第3種換気での換気扇の位置

・キッチン
・風呂
・脱衣所
・トイレ

これ以外のところに付けても良いのですが、音がうるさいので、大体上記に落ち着くと思います。

ちなみに第1種換気の換気扇の中には、普通の居室を想定し、音が静かなものもあります。

性能もある程度制約を受けます。
基本的にはメーカー推奨品の中から選ぶので、そんなに選択肢はありません。

換気扇に不満があれば自分で探してきて、付けてもらう手もありますが、
・どれくらいの性能があれば良いか分からない
・メーカー推奨品から外れるので費用が余計にかかる
こんなマイナスな面があります。

ただでさえかかる費用が多いマイホームで、換気扇にまでこんな手間ヒマ、費用をかける人はいないと思います。

となれば、メーカー推奨品の換気扇を上記の位置に取り付けるのが現実的なところです。

銀次郎
そんなに考えなくていいので、ある意味楽ですね。

3. 第3種換気はなぜ吸気が大事か

マイホーム設計の場合、位置を自由に決めることができる


からです。

色々制約がある中で決まった換気扇が、
どこから空気を吸って、外に吐くか
を決めておかないと、せっかくの換気扇が意味をなさないかもしれません。

排気の量が足りなければ、換気扇の数や性能を上げるなど、打つ手があります。

ただ吸気は少し難しいです。
単に吸気口を増やしても、吸気量が増えるとは限らないためです。

銀次郎
何より位置が大事です。

というのも換気の大前提として、部屋を換気するには第1種・第3種問わず、

・空気を外へ出すところ(排気)
・空気を外から吸うところ(吸気)

この両方が必要です。

第3種換気の場合、あまり計算されずにこれらの位置が決められていることが問題です。

ここでは、なぜ吸気が大事かをまとめています。

3-1. 換気扇は空気を外に吐き出すだけ

第3種換気の家では、換気扇の役割は排気だけです。

換気扇から外の空気が取り込まれることはありません。

なので、換気扇だけがあっても、部屋の空気の入れ替えはできません。

ちなみに第1種換気の場合、排気用とは別に吸気用の換気扇が付いています。

3-2. 換気扇は空気を吸えないと吐けない

吸気口なんか無くても、回せば適当に吸って、部屋の空気を外に出すんちゃう?

と思われていませんか?

銀次郎
物理現象的に無理です。

気圧の話なんですが、ストローでタピオカミルクティーを飲む時のことを想像すると分かりやすいです。

ストローを普通に吸えば、普通にミルクティーが飲めますよね。
ですが少し大きめのタピオカを吸って、ストローが詰まったらどうでしょう。

スムーズに飲めないですよね。
塞がっていたらミルクティーを吸えません。これと同じことが家の吸気でも起こります。

4.【まとめ】第3種換気のポイント

換気扇の仕様、位置は消去法で決まる
換気扇だけでは換気できない
吸気は大事なのに適当にされていることが多い

では、具体的にどのように吸気の位置を決めるべきか。
それについては別途書きたいと思います。

それでは今日はこのへんで。

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