【新築戸建て】光熱費はエコキュートがおトクなのにエコジョーズ(ガス給湯器)にした理由
この記事では新築戸建てを建てる僕が、給湯器をエコジョーズ(ガス給湯器)にした理由をまとめました。
給湯器って色々ありますが、提案されるプランのほとんどが、
・エコキュート(電気でお湯を沸かす)
の2択だと思います。
ですが2択とはいえ、どちらも数十万円と安い買い物ではないし、安易に決められませんよね。
またメリットデメリットを列挙して整理しても、どのメリットデメリットを優先するかで、正解が変わってしまいます。
結局、その人が何を優先するかによります。
正解は自分で見つけるしかありません。
そこで、実際にエコジョーズとエコキュートの2択で迷い、エコジョーズに決めた僕の経験談をまとめました。
これを読んでくれている方が、僕の経験談を鵜呑みにするかはさておき、
エコジョーズの方がいい!
と結論を出した、我が家のとある1つの価値観に触れることで、
もしくは
と思うハズです。
なのでこの記事を読めば、最低1歩はご自身の給湯器の話が進むはずです。
ちなみに銀次郎家の場合、僕が家電メーカーに勤めていることもあり、家電である給湯器のメリットデメリットの比較はお手のものでした。
ですがそんな比較をしたにも関わらず、我が家の最後の決め手は、奥さんの感情でした。
新築戸建て以外でも例えば、
・購入した中古マンション、戸建ての給湯器をリフォームを検討中
・今住んでいる家の、キッチンなど水回りをリフォーム検討中
という方にもお役に立てる記事だと思います。
もくじ
1.【結論】ランニングコストよりかけ流しを優先した
【結論】エコジョーズの決め手
普通なら本体価格が圧倒的に高いエコキュートですが、新築だと割引、もしくは同価格で手に入れれることが多いです。
本体価格が似たり寄ったりなら、ランニングコスト(光熱費)の点でエコキュートにするのが合理的です!
とか言いながら、エコジョーズにしたのは感情というか、好みです。
どんな感情が働いたのかは後ほど。
ちなみにタマホームの場合は、エコキュートにすることでの追加料金はありませんでした。
代わりに、エコジョーズにガス床暖房が付いてきました。
2. 各給湯器の仕組み
まずはざっくり、2択の給湯器がどんなものかをまとめます。
2-1. エコジョーズはガスでお湯を沸かす
昔から多くの家庭で、一般的に付いているガス給湯器です。
こんな形で、これが家の壁に取り付けられています。
では昔からあるのに最近はなぜ、
「ガス給湯器」
ではなく
「エコジョーズ」
と呼ばれているのか。
実は、エコジョーズはガス給湯器の中の1つです。
↓
効率的にお湯を沸かせる
↓
エコにそしてジョーズ(上手)に沸かせる
ということで、エコジョーズと名付けられました(と思う)。
仕組みが複雑なので詳しくは割愛しますが、排熱を再利用することで、従来のガス給湯器よりも効率が良くなっています。
2-2. エコキュートは電気でお湯を沸かす
エコキュートは、お湯を貯めておくタンクに、室外機が接続されたものです。
エアコンの暖房は空気を温めますが、エコキュートは空気の代わりにお湯を温めます。
ちなみにエコキュートも、電気で沸かす給湯器の中の1つです。
3. 注目したエコジョーズのメリット
ここでは、僕が注目したエコジョーズのメリットについてまとめます。
僕が注目したメリットだけを挙げたので、網羅はできていません。
ですが、だいたい気になる点はおさえれているかなと思います。
3-1. 初期投資(本体価格)が安い
イメージ10万円台です。
あとは工事費がかかり、トータル20〜30万円くらいのイメージです。
これに対してエコキュートは、エアコンのような室外機に加えて、高さが2mくらいあるタンクも必要です。
エコキュートの方が価格が高いのは、火を見るよりも明らかです。
ただ最近ではエコジョーズに対抗するため、エコキュートの本体価格が買い叩かれています。
昔に比べると、両者の価格差は縮まってきています。
ですので価格差がなくなってきたら、光熱費が安いエコキュートの方がお得なケースもあります。
3-2. 急な来客も大丈夫
エコキュートは一晩かけて、家庭が1日で使う全てのお湯を沸かします。
ですので、足りなくなった場合はジ・エンドです。
普通に家族だけが使っているようなら、エコキュートはお湯が足りるように勝手に学習して、お湯を沸かします。
ですが、
・友達が来たので洗い物が増えた
・寒いから風呂のお湯の使用量がグッと増えた
など、急なお湯の使用量の増加には対応しきれません。
エコキュートは短時間でたくさんのお湯を沸かすものではないです。
これに対してエコジョーズは、使う分だけ直前に沸かします。
ですので、急なお湯の使用量の増加も問題ありません。
3-3. 設置スペースが狭くても大丈夫
エコキュートのサイズ
・タンク:幅×奥行き×高さ=630×730×2000mm
※サイズは目安で、メーカー・商品ごとで異なります
ですので、この2つを置くだけのスペースが、家の敷地もしくはベランダに必要です。
対するエコジョーズは、
エコジョーズのサイズ
※サイズは目安で、メーカー・商品によって異なります
一部、地面に置くタイプもありますが、多くは外壁に取り付けるタイプです。
ご覧のとおり、エコジョーズの方が圧倒的に省スペースですみます。
4. 注目したエコキュートのメリット
エコジョーズと同様に、僕が注目したエコキュートのメリットをまとめます。
エコキュートについても、気になるところは限られていると思います。
これもメリットを全て網羅しているわけではないので、悪しからず。
4-1. ランニングコスト(電気代)が安い
エコジョーズはガスでお湯を沸かしますが、エコキュートは電気でお湯を沸かします。
しかも、使う電気は電気代の安い深夜がメインであるため、安くすみます。
4-2. 非常用水として使える
エコキュートはタンクに300〜400Lのお湯、もしくは水を貯めて使います。
なので万が一、断水で水が止まっても、タンク内の水は使うことができます。
飲料水としては使えませんが、それでも300〜400Lの水がもしもの時に備わっているのは心強いです。
4-3.【もしもの時】ガスよりも電気の方が復旧早い
東日本大震災や熊本地震の際、地域によってはライフライン(電気・ガス・水道)が止まりました。
それらのうち、お湯を沸かすのに必要な電気とガスが復旧するまでにかかった日数はコチラ↓
震災時の電気とガスの復旧にかかった日数
・東日本大震災:1週間(※)
・熊本地震:1週間
【ガス】
・東日本大震災:約2ヶ月
・熊本地震:約2週間
※:1週間で95.6%が復旧
出典:総務省ホームページ 第1部 特集 データ主導経済と社会変革 図表5-2-1-2 東日本大震災と熊本地震の特徴の比較
つまり有事の際、ガスよりも電気の方が復旧が早いです。
ちなみに僕は関西に住んでいることもあり、大阪府北部地震(最大震度6弱)を経験しました。
その際、僕が住んでいる地域はガスが1〜2日ほど止まりましたが、電気は止まりもしませんでした。
ただ給湯器がガスですので、1〜2日はお湯が使えなくなりました。
たった1〜2日間使えないだけでも、かなりツラかったです。
特に子どもがいる家庭ですと、ミルクや子どものお茶を作るのにお湯が必須です。
わが子はその時、ミルクは卒業していてお茶になっていましたが、さすがに生水はあげるわけにはいかず。。。
震災など、ライフラインが止まるような有事は無いに越したことはないです。
ですがその止まった間、お湯が使えないのはかなりツラいです。
特にお風呂に入れないのが厳しいです。
電気(エコキュート)であれば、有事の際も比較的早くにお湯が使えるようになります。
5.【エコジョーズを選んだ決め手】使う直前にお湯を沸かすから
それぞれのメリット・デメリットを色々書いてきましたが、実際これらの観点では決めれませんでした。
結論としてエコジョーズになったのですが、決め手は奥さんのこの一言。
つまり、好みで決めました。
というのも、エコキュートは沸かしたお湯をタンク内に貯めて、しばらくしてから使います。
それに対してエコジョーズは、お湯を使う直前に瞬間的に沸かすので、
と感じるそうです。
もちろん、
エコキュートのお湯の鮮度はイマイチというわけでは無いです。
ただ奥さんの言う新鮮さでいうと、確かにエコジョーズの方が勝っています。
そんなこんなで、我が家はエコジョーズになりました。
それでは今日はこのへんで。
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