【年金のハガキちゃんと見とけば良かった!】学生納付特例制度は免除ではない
この記事では、ついやってしまいがちな年金の支払い忘れの一例をご紹介します。
未払いあったらちゃんと通知ハガキ来るし。
それでも忘れる人って人っているの?
↓通知ハガキ
と思っていませんか?
いるんです。
奥さんも若干ひいていました。
言い訳になりますが僕自身、払いたくないから払わなかった訳ではありません。
勘違いによる払い忘れです。
何を勘違いしていたかというと、
免除されているので、払わなくても良い
と勘違いしていました。
どう勘違いしていたかというと、
学生時代に支払う国民年金は免除されるもの
だと思っていました。
具体的には、大学生・大学院生だった20〜24歳の4年間です。
最近その勘違いに気づいて、ネットで
・今からでも払えるのか
・払わなかったらどうなるのか
を必死に検索しました。
その結果、僕の場合は一部、もう手遅れな点もありました。
年金は払う気もあるし、今からでも払えるくらいは貯金あるのに。。。!
という思いでモチベーションでこの記事を書きました。
あと、検索中に感じたことですが、
勘違いして払っていない人が意外と多そう
ということです。
僕の場合は、家に届いた通知ハガキを奥さんが見て、気づいてくれました。
勘違いしている人が気づく方法はただ一つ。
本人(もしくは家族)が未払いに気づく
しかありません。
気づかない人は、通知ハガキが来ても気づかないです。
僕のように。
未払いに気づくのはネットニュースがきっかけなのか。
それとも通達のハガキなのか、誰かのブログなのか。
とにかく、きっかけを作ってくれる情報に触れないと絶対に気づきません。
早く気づきさえすれば、なんとかなります。
その気づく一環に、このブログがなればとも思っています。
もくじ
1.【結論】制度期間中の年金を払わないままだとどうなるか
これを大きいと思うかどうかは人次第で、実際にお得かどうかも人次第です。
また別の機会に書きますが、個人的には少しずつでも未払い分を支払って行くべきだと思います。
2. 学生納付特例制度とは
ここでは制度の詳細を説明します。
今から理解を深めても意味ないのでは?
と思われるかもしれませんが、意外とキチンと理解できていないかもしれません。
もしかしたら、今からできることがあるかもしれません。
と言うのも、
・会社に入って働いて
・自分でお金を稼いで
・税金や年金を自分で納めている
今となっては制度を理解することは簡単かもしれません。
ただ、この制度を活用し始めたのは、まだ本格的にお金を稼いでいない学生時代です。
年金制度も含めたお金について、今よりは疎いハズです。
その理解のまま、今日まで過ごしてきたハズです。
少なくとも僕は勉強しなかったので、こんな未払いという状況に陥ってるワケです。。。
これを機にキチンと理解しておきましょう!
2-1. 制度の目的
日本年金機構のホームページに、以下のような説明があります。
学生については、申請により在学中の保険料の納付が猶予される「学生納付特例制度」が設けられています。
この制度の目的は明確には書かれていませんが、学生納付特例制度以外にも、
・保険料納付猶予制度
という制度があります。
いずれも所得が少なく、年金を支払うのが厳しい家庭向けに、年金の支払いを一部免除、もしくは支払いに猶予を与える制度です。
このような救済措置があることから、学生納付特例制度も
収入が少ない、もしくは無い学生に年金を払わせるのは酷なので、猶予を与えましょう。
という意図だと思われます。
2-2. 免除ではなく、払うタイミングを延長するだけ
「学生納付特例制度」
どこにも「免除」という言葉は入っていませんよね。
僕は入っているもんだと、勝手に勘違いしていました。。。
あくまで支払いに猶予ができるだけで、免除ではありません!
2-3. 延長は最大10年まで
そんな猶予にももちろん限度があります。
例えば、
今が2019年3月の場合、2009年3月分の分までさかのぼって支払い(=追納)
ができます。
10年以上前だと追納できません。
また追納の期限は月末です。
なので2009年3月分の追納は、2019年3月31日までに支払わないとダメです。
支払い方法は別途まとめますが、振込用紙でコンビニなどで支払えます。
手続きをすると、こんな感じの封筒が送られてきます。
2-4.【制度のメリット】もしもの時に備えることができる
国民年金は老後の年金(老齢年金)だけではなく、ケガや病気・障害という、もしもの際にも障害年金がでます。
基本的には国民年金を支払っていないと、もしもの際の障害年金を受け取ることができません。
ですが、学生納付特例制度を利用していると受け取ることができます。
つまり国民年金払っていない学生の時に、もしものことがあっても、障害年金が支給されます。
これを考えると、理想は学生時代も年金を支払うことですが、払えない場合は積極的に学生納付特例制度を使うべしですね!
ちなみに障害年金についてはコチラ↓
3. 自分が制度を利用しているかどうかの確認方法
制度を利用したっけな。。。
そんな方は下記いずれかの方法で確認してみましょう。
確認方法
・電話で確認
3-1. 【オススメ】通知ハガキでの確認
免除、特例・猶予制度を利用されている方は、定期的にこんなハガキが定期的に送られてきているハズです。
これを見れば、自分の年金に関する状況がハッキリします。
ちなみに、「サ」が未払いを表しています。
通知ハガキさえあれば、仮に不明な点があって、電話でもっと詳細を聞きたい時にも便利です。
電話の際に必要な基礎年金番号がハガキには記載されています。
赤枠内に10桁の基礎年金番号が書かれています↓
3-2. 電話での確認には基礎年金番号が必要
電話でも自分の年金の状況について確認できます。
電話する先はコチラ↓
電話で問い合わせをする際、基礎年金番号が必要です。
日本年金機構のコチラのページには、通知ハガキで確認する方法以外の、基礎年金番号の調べ方が色々書かれています。
ですが、基本的には年金手帳が必要です。
ちなみに、サラリーマンは会社に年金手帳を預けているハズです。
総務部や人事部など、社員の年金手帳を管理してそうな部門に問い合わせてみましょう。
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4.【まとめ】自分が学生納付特例制度を使ったかまずは確認!
・「サ」が書かれていれば、学生納付特例制度を利用している
・ハガキがなければ会社に基礎年金番号確認して、日本年金機構に電話する
これで自分が学生納付特例制度を使ったかどうか、確認できるハズです!
最後に未払いが発覚した際の、僕たち銀次郎夫婦の会話をどうぞ↓
早くなんとかしないと・・・
それでは今日はこのへんで。
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