戸建てで注文住宅を建てるなら1度は、

と迷うと思います。

このような疑問が出てくると思います。

実際に僕も迷いました。
値段でいうと第3種の方が安いことを元々知っていましたが、

というモヤモヤが最初は消えませんでした。

そんなモヤモヤを消してくれたのは、メーカーでまさに換気製品の設計をしている友人の意見です。

メーカーに勤めていて、久しぶりによかったと思いました笑

第1種、3種換気の違いはもちろんのこと、どんな基準で第1種もしくは3種を選べば良いかを教えてくれました。

おかげで、

と踏ん切りがつきました。

この友人からのアドバイスは非常に参考になりました。

なので今日は、僕が第3種換気に決めるまでの経緯と合わせて、もらったアドバイスをまとめます。

費用も大事ですが、キチンと第1種、3種換気の何たるかを理解した上で選ぶことも大事です。

この記事を読めば、
自分はどちらの換気方式にすべきかの判断基準
が身につきます。

※専門家からのアドバイスをまとめましたが、あくまでも一見解です。
ケースによって、本記事の内容が当てはまらないこともありますので、参考レベルにとどめてください。

1.【結論】タマホームはC値が高いので第3種換気に決定

物件価格はモチロンのこと、メンテナンスにもお金がかからない家を建てたかったので、第3種でよかったかなと思っています。

2. 第1・3種換気について

そんな人向けにまとめました。

普通はハウスメーカーの営業が提案してきた通りになりがちです。

マイホームはものすごく高い買い物です。
何となくで流されることなく、自分にとってどちらが必要か、キチンと自分で決めましょう。

2-1.【比較表】第1・3種換気のメリットデメリット

こんな感じです。

色々書きましたが、一言でまとめると↓

2-2. 第1種換気とは

外からの空気を吸い込む吸気と、外へ空気を出す排気に換気扇を使います。

図で表すとこのような感じです↓

各部屋に換気扇を設置することで、各部屋に確実に外の空気を取り込みます。

そして、各部屋をダクトと呼ばれる空気の通り道でつないで、1箇所にまとめます。

その1箇所にまとめたところから、換気扇で外に空気を出します。

2-3. 第3種換気とは

外へ出す排気にのみ換気扇を使います。

吸気はその辺から吸います。

なので、家の中のどこの空気が吸われているかがコントロールされていません。

3. C値と第1・3種換気の関係

換気方式を決める上で、大事になってくるのがC値です。

ここではC値について詳しく書きます。

3-1. C値＝隙間が家にどれくらいあるか

正式には隙間相当面積と言います。
単位はc㎡/㎡

の指標です。

例えば、C値が1の場合を図で表すと↓

こんな感じです。

延べ床面積が33坪（100㎡）の家のC値が1の場合、
家の総隙間面積は100c㎡
となります。

3-2. 第1種換気はC値が低い家で初めて効果を発揮

C値が低ければ低いほど、家の隙間は少なくなります。

一方で第1種換気は、家を建てる時に計画した通りに換気ができます。
が、その計画に家の隙間は加味されていません。

つまりC値が高いと、想定外の隙間から外の空気を多く吸います。

想定外の隙間から外の空気を多く吸うと、計画通りに換気ができません。

なので第1種換気にするなら、それを売りにしているハウスメーカーでするべきです。

思いつくところでいうと一条工務店です。
一条工務店の家はC値がかなり低く、第1種換気を売りにしています。

3-3. タマホームのC値は第1種換気をつけるには高すぎる

友人の設計者の言葉です。

では実際、タマホームではどうなのかというと、C値は頑張って5です。

ちなみに一条工務店は0.59です。
約10倍違います。

友人の言葉と、第1種換気を売りにしている一条工務店のC値を見て、第3種に決めました。

4.【最後に】とは言うものの、やはりカビなどが心配

威勢良く第3種換気に決めましたが、ネットを見ているとやはり若干不安です。

などなど、C値が高い時のデメリットが無限に出てきます。

この想いを胸に、家を建てていきたいと思います。

第3種換気にしたこの判断が正しかったのか、答えは完成後ですね。

それでは今日はこのへんで。